ユビキタス社会の再考。ネット環境を時間的・空間的に制約してストレスを軽減する。
おはようございます。
みなさん、インターネットをいつでも、どこでもやってしまうことは無いでしょうか?
私はあります。
一時期ネット中毒ではないかと思うほど、いつでもどこでもスマホやipadminiを持ち歩いて至る所でネット回線に繋いでカチカチとボタンをいじくっていました。
家でも、外でも、家族や友人の前でも、どこでも一人の世界にのめりこんでいたのです(^_^;)。
ネットって便利で快適なんですよね。
暇な時には面白そうな動画を見ればいい。
つまらない時にはゲームをすればいい。
静かな時には好きな音楽をyoutubeで流せばいい。
道に迷った時にはgooglemapを使えばいい。
美味しそうなお店を探す際には、食べログやhotpepperのアプリを開けばいい。
このように、いつでもどこでもネットができるような社会環境は、近年「ユビキタス社会」と呼ばれています。
意味を調べてみると、
ユビキタスとは「いたるところに存 在する」といった意味である 。その言葉のとお り、便利なICT(Information and Communications Technolo− gy :情報通信技術 〉が 、意識せずとも身の周りにあり、意識せずともその恩恵にあずかることができる、そんな夢のような社会の成立を表す。
CiNii 論文 - ユビキタス社会と社会変容(<特集>ITと社会生活-サイバーコミュニティの功罪)
中井秀樹 2005. ユビキタス社会と社会変容(<特集>ITと社会生活-サイバーコミュニティの功罪) . OA学会論集 25(3). 55-60.
とされていますが、この論文に問いかけられているように本当に夢のような社会なのでしょうか?
この論文では、ユビキタス社会の浸透が個人情報の漏えい、企業戦略の活用、人体への影響、コミュニケーションの変化によるモラルの崩壊等の問題を生み出していると指摘されています。
これを読むと、私は他人からの返信に一喜一憂しがちだった頃を思い出してしまいます(^_^;)。
私は一時期、メールや、facebook、lineの着信記録に敏感な時期がありました。
他の人から連絡が来ると嬉しいんですが、返信が遅かったり来なかったりすると、ついついヤキモキしてしまうことがありました。
特にプライベートの空間で仕事のメールが来るのも嫌でしたね。
また、こうした問題はすでに多くの人に認知されていてれていて、lineを送ったにも関わらず返事が来ない「既読スルー」の行為が事件に発展したりすることもあったりします。
インターネットを解約して街のコンビニやファミレスにある無料wifiを使い始めた理由は、月々のネット代を節約する目的もありましたが、これよりも他人からの連絡をユビキタスに「いつでも、どこでも」受け取れる状態にするのではなく、時間的・空間的にネット環境を制約してネットによるストレスを少しでも軽減させる目的の方が大きかったです。
このおかげでたまったメールは一日一、二回の数十分で閲覧して返信するようになり、喜ばしいことに他人からの返信が遅いとか来ないとか把握する余裕がなくなりました。
仕事先には「私は一日数回の短時間しかネットにアクセスしないのでメールの返信は遅いです。急な連絡は電話でお願いします」と言ってあるので安心です。
こうしてメールやfacebook、lineでの「ヤキモキ感」のストレスは軽減しました(^^)。
私の友人でもfacebookのページは他人からの連絡の有無が一目でわかるので、ブラウザ上で見やすい位置に置かない工夫をしている人もいます。
私がネットを解約して街の無料wifi生活をしてみて、ユビキタス社会から距離を置けるようになったと実感できました(*^^*)。
確かにネット生活は便利で快適ですが、同時にストレスにもなりえます。
ユビキタス社会との距離の取り方を是非考えてみませんか。
以上、節約生活の副産物の一つでした(o^^o)!。