ミニマリストとは、人生において何をマキシマム(最大限)にして、何をミニマム(最小限)にすればいいのかが分かっていて、それを自らの生活に生かして実践できる人である。

おはようございます(^^)

 

12/16(水)の昼に「モノが少ない生活はいかがですか?ミニマリストになろう!」というタイトルで十数人で座談会を開催しました。

 

約二時間半、みなさん明るい雰囲気の中でモノの少ない生活について語り合い、あらためてミニマリストや断捨離についての意識の高さを感じました。

 

本当にありがたいことです(*^^*)

 

現在労働時間がマキシマムでブログ更新になかなか手がつかなかったのですが(^^;;、以下、気になった座談会での意見についてコメントしたいと思います。。

 

◎自分で作れるものは自分で作る喜びを味わい、なるべくモノを買わない。

・そうですよね。私は中学時代から技術・家庭の教科が苦手で(技術の教科はたいてい5段階中、2の成績でした)自分でモノを作ったり、料理を積極的にすることはあまりしませんでした。しかし、最近では太陽光のソーラーパネル作りのワークショップに参加したり、常温食品で料理したりするなど自分で何かを生み出す作業を少しずつですが意義を感じている次第です。

 

◎モノを持つということは自分の価値を示すことである。

・今まで「普通」の生活をしていた私には、モノはただのモノに過ぎませんでした。ただの同居人。しかし、モノの価値をあらためて問い直すようになってから、自分の価値についても少々意識するようになりました。「My life is my message」はマハトマ・ガンジーの言葉だと人から教わりましたが、自分の生活が誰かへのメッセージになれば幸いですね。

 

◎欲望はマネージメントするものである。

・モノをたくさん手放すようになってから、街に出てもモノが欲しいと思うことが少なくなりました。あれだけ便利だなと思っていた東京生活も魅力的に感じにくくなり、無駄な欲望がだいぶ消えたなという実感です。欲望を抑える手段として断捨離はお勧めです。

 

◎誰かと同居している時に断捨離する際は自分から捨てること、同居人と話し合うこと、いきなり捨てず袋に入れたままにしておくことがお勧めである。

ミニマリストを理解しない人に伝えるには、理論ではなく実践で示していくと効果的。

・自分は現在一人暮らしの独身なので自由気ままにミニマリストを目指した生活を心がけていますが、同居人がいる場合はそうはいきませんよね。僕なら自分のモノだけを極端に減らして、同居人には極力干渉しない。そして会話と、実践と、幸せそうな雰囲気で他人に気づきを与えていくことが大事なのかなと思いました。

 

◎モノをたくさん持っている金持ちよりも、モノを持たない貧しい人の方が幸せ。

・まさにその通りだと思います。貯金が今よりもあってモノを持っている昔の自分と、貯金が目減りしてモノを持っていない今の自分を比べた時に、圧倒的に今の生活がいいと感じます。冷蔵庫も持たないような今の私の生活は極端だとよく他人から言われますが、今の方が自然で身の丈にあっている感じがします。

 

◎仕事ができる人はモノを減らして整理し、仕事効率を上げている。

・ああ、思い当たる節が。。今まで仕事に苦労してそうな上司のデスクはモノが多くキチンと整理できていなかった記憶があります。すぐにペンは出てきても大事な書類が出てこない、印鑑が出てこない、書類にピッタリの封筒が出てこない等は日常茶飯事。部下も上司もその分帰る時間が遅くなる。

 

◎消費は投票であるという言葉がある。お金を使う際には、社会貢献度や顔の見える範囲などに使い道を限定して選択する。

・100%消費を使いたい所だけに支出するのは難しいですが、それを意識することによって無駄な支出を防げそうです。例えば私の最近の外食では、お付き合い以外では「たまにはTSUKIでも眺めましょ」という池袋のオーガニックバーか、比較的リベラルな思想の雑誌が置いてあっていつもあたかたく接してくれて雰囲気のいいおばあちゃんがやっている近所のカフェくらいしか積極的に行く気がしません。

 

◎モノをみんなが減らすと経済が悪くなるとはかぎらない。モノを増やし過ぎた結果、先進国で使い余されたり、モノが国境をわたって遠い国の誰かの雇用を奪ってしまうこともある。

・アフリカの事例を話してくれた参加者の方がいました。ガーナで大量生産された安い服がアメリカに入り、アメリカで有効活用されず持て余され、中南米にわたった結果多く人のの雇用を奪ってしまったという話。「モノを減らせば雇用が減って経済が悪くなる」という私も抱いていたありがちな話に釘が刺された瞬間で、恥ずかしい思いがしました。

 

◎モノを持たないと金が貯まるし、時間が増える。余った金や時間は家族や友人に振り向ける。

ミニマリストは準備運動。ミニマリストになった後が大事。

・スペインの事例を出してくれた参加者の方がいました。ミニマリストは準備運動という言葉は分かりやすかったです。ミニマリストになること自体が重要なのではなく、ミニマリストになった後に自分に何ができるのかが大事です。余った金、時間、エネルギーを何に振り向けるかをこれから考えなくてはいけませんね。自分はまだぼんやりとしていますが、趣味や、自給や、地域社会でのボランティアなどにこれからもっと振り向けられればいいなと思います。

 

私は、ミニマリストとは、人生において何をマキシマム(最大限)にして、何をミニマム(最小限)にすればいいのかが分かっていて、それを自らの生活に生かして実践できる人」のことを指すと考えています。

 

私は最近ちらほら「身の丈」という言葉を耳にしますが、私はミニマリストの考えを「身の丈主義」と理解しています。

 

今の当たり前の生活は自分たちにとっては過剰なことが多いです(^^;;

 

モノだけではありません。

 

労働時間もそうです。

 

今回の座談会を通じて、自らの生活の「過剰さ」と自分の意思の弱さについてもあらためて問い直す機会となりました。

 

参加者の皆さん、ありがとうございました(o^^o)